特集
DREコミックス編集部 座談会
Y.M
PROFILE
DREコミックス副編集長。2023年に中途入社。
主な担当作は『ブレイド&バスタード』。
N.H
PROFILE
2023年に中途入社。
主な担当作は『祓い屋令嬢ニコラの困りごと』。
M.N
PROFILE
2023年に中途入社。
主な担当作は『ド田舎の迫害令嬢は王都のエリート騎士に溺愛される』。
コミック編集というお仕事に携わろうとしたきっかけを教えてください。
Y.M:
私は元々ゲーム雑誌の編集者だったんですが、そのゲーム雑誌で漫画の連載を立ち上げたことがきっかけです。
その後、漫画がメインの出版社に転職して、それからはずっと漫画編集者をやっています。
N.H:
Y.Mさんと同じ会社でゲーム雑誌の編集者になり、その後コミックの編集に興味があったので 転職しコミック編集者になりました。
ドリコムに入社したきっかけを教えてください。
N.H:
Y.Mさんとは元々友人で、誘われたのがきっかけです。
前職でも一緒にコミックレーベルを創刊したことがあって、お声がけいただきました。立ち上げがすごく大変なのはわかっていたのですが、楽しい面ややりがいもあるので、入社を決めました。
Y.M:
私は、出版・映像事業本部の本部長からお声がけいただきました。ライトノベル編集者の方々の、作品作りへの熱意など、本気で出版事業に取り組んでいる様子を見て、入社を決めました。
M.N:
私は前職で4年ほど漫画編集をしていて、そのあと書籍の仕事に移ったんですが、漫画編集に戻りたいなと思って転職先を探す中で出会いました。入社の決め手で大きかったのは会社の条件面です。家から会社が近かった点や、給料面とか(笑)あと面接のとき、Y.Mさんも含めて、面接官の皆さんの雰囲気がすごく話がしやすそうな人たちだなっていう感触があったのもあります。私が受けた時は事業が立ち上がる前の段階で、どういう作品を作っているのか公開されていなかったので、判断材料としては「人」しか見ていませんでした。 前職が大手だったので、転職先は小回りが利いて自分のやりたいことを主張できるような会社で探していたこともあって。
印象的なお仕事や、やりがいを感じることは何かありますか?
N.H:
今までの会社と仕事内容は変わらないですが、原作者さんと原作の担当編集のお返事が早く、密に連携ができるのが印象的です。
Y.M:
媒体を立ち上げたのが2023年6月、コミックスの創刊が2023年10月と、こんなスピード感で立ち上げることは初めてだったのですが、本当に協力的な方ばかりの部署で、とても助かりました。
M.N:
私が入社したときには、もうお二人が編集部のベースを作ってくださっていたので大変さは全然なかったです。
ドリコムで、私が感じてる一番いいなと思うところは、立ち上げ期だからこそ、トライアンドエラーが出来ることですかね。
部署の中でも、毎週の会議でもっとこうしたほうがいいといった案がどんどん出ていて、それをすぐ実行に移せるのは、前職の大手の会社に比べて、やりやすいですし、自分たちがより良くしていけてるっていう実感が持てるのでやりがいも感じます。
配信プラットフォームでランキング1位を取れる作品が出てきたりとか、新興のレーベルにしてはすごく結果が出るのが早いと思います。
Y.M:
コミックスの発売日には書店で平積みされていることも多く、これができるのは、営業が書店とすごく密な関係を作っているからだと思います。
そういう意味でも、営業チームや宣伝チームなどにもプロフェッショナルが揃っているので、この人に任せておけば安心できると思える体制なのは強いと思います。
N.H:
困ったことがあれば、有識者が現れて教えてくれるのはすごくいいですね。
仕事の経験が長くても、知らないことはやっぱりたくさんあるので、そこはありがたいなって思います。
コミック編集部の雰囲気はどんな感じですか?
M.N:
雑談がいっぱいですよね。楽しい雑談が。
N.H:
とても平和ですね。
Y.M:
クリエイティブの仕事なので、熱が入ってしまう時はどうしてもあるのですが、仕事への熱量は保ちつつ、コミュニケーションはゆったりとした空気を保ちたいと思っていますね。
N.H:
コミック編集部は基本的にフラットですし、他の部署も同様だと感じています。
意見が言いにくかったり、遠慮をしている雰囲気はあまりないですね。
ドリコムに入って成長したなと感じる点はありますか?
M.N:
私はコミカライズの経験がないので、原作小説から絵に起こしていく漫画編集者としての想像力の部分がまだまだだとすごく感じていて、そこをお二人からすごく学ばせていただいてますし、成長中だと思っています。
Y.M:
褒められちゃいました。
N.H:
いい気分になってしまった。
担当作を世に出していく中で嬉しかったことなどありますか?
Y.M:
担当作『99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!?』1巻がピッコマで1位になった時は嬉しかったです。
作品の力もですが、営業チームの方々にはとても感謝しています。
今後の展望はありますか?
Y.M:
ある程度地盤は整ってきたので、あとはとにかく面白い作品を出して、コミカライズでもオリジナルでも、更にヒット作を出すことです。しっかりとDREコミックスのブランド力を上げて、媒体を更に大きくしていきたいですね。目指すところは、三大出版社! そこに食い込むぐらいの作品を出したいと思っています。
N.H:
同じくヒット作を出したい。それはコミカライズもですけど、オリジナルからも出していきたいと思っています。良い作品を作りたいですね。
コミック編集部にどんな人が入ってきてほしいですか?
Y.M:
ヒット作を出した経験がなくても全然よくて、一つの作品に対して、どれくらい熱を持ったものづくりができたかが一番かなと思います。あとは何にでも興味があって、漫画好きだと嬉しいですね。
M.N:
うちの編集部は他と比べて「一体感」とか「チーム感」が強いと思うんです。
転職する時に外から見たときの印象だったんですけど。なので「輪を乱さない人」。
作品が出来上がって売れるためには、様々な方々が関わるので、人に対してちゃんと感謝の気持ちを持てる人がやっぱり大事だなとすごく思います。
一緒に仕事をする中での「感謝」もそうですし、「あいさつ・ありがとう・ごめんね」レベルの人間として基本的なことができるのは大切なので、一緒に働く上ではそういう人に来て欲しいです。
これからコミック編集部に入りたいと思っている人へメッセージ
M.N:
うちの編集部は、あんまり「ノー」が無くて、チャレンジを認めてくれる人がすごく多いですしそこがいいところだと思います。
漫画が好きで「こういうことやりたいんです」といった気持ちを持ってる人には、すごく合うんじゃないかなと思います。
M.N:
以前は全く別の仕事をしていて、けがでその仕事ができなくなった時に、幼い頃から一番好きだった漫画に携わろうと思って編集者を志したのがきっかけです。