ストーリー
追放されたはずが国の誰よりも必要とされる存在に――
辺境でお菓子を焼くほうが幸せの極みです!
「お前の菓子はもう不要だ。婚約も解消する。後任ももう決まっている」 同期であった菓子師と婚約者の王太子の企みによって全てを失った首席宮廷菓子師リゼット。おまけに追い打ちといわんばかりに、痩せた土地、乏しい食材、甘味文化のない北の寒村へと追放されることに。 「追放されたなら、好きなだけお菓子研究ができる」 しかし彼女は動じない。菓子がないなら菓子文化を作れば良い。砂糖のない地で蜂蜜を代用したり、捨てられていた傷みかけの山羊乳をバターに変えたりと、やがて彼女の焼いた菓子は街の人々を幸せに、そして王都中で噂になっていき――必要ないと言われた宮廷菓子師が、新天地で無自覚に食文化改革!? 皮肉たっぷり大逆転ファンタジー!